スクイーズ、グレン・ティルブルック、クリス・ディフォードの楽曲を語るブログ
by songbysong
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(C) 2008 THE MUSIC PLANT


●SONG BY SONG執筆者
☆野崎洋子
THE MUSIC PLANT代表。66年生まれ。グレンの2005/06年のプロモーター、「Incomplete Glenn Tilbrook」を発売。実は2004年以前はスクイーズのスの字も知らなかった。現在はクリス・ディフォードのCDも担当。

☆タイコウチ
mixiのクリス・コミュ管理人。63年生まれ。スクィーズとの出会いは、もはや4半世紀をさかのぼるが、FMラジオ(DJは佐野元春さん)で「Vicky Verky」を聴いたとき。

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カテゴリ:BABYLON AND ON( 9 )
FOOTPRINTS
1987年のアルバム「BABYLON AND ON」に収録されたこの曲も、ライヴでは定番曲の1つで、2007年の再結成後のツアーでも演奏されています。最近出た「BBC SESSIONS」にも入っていましたね。

さて、歌詞の方は、いつものネタ帳(笑)「SQUEEZE: SONG BY SONG」によると、当時病的な浪費癖のあったクリスの自伝的な告白となっているようです。金に飽かして羽目を外した夏が過ぎ、ふところ寂しく冬を迎えようとしている歌い手の心象を、「(夏の)浜辺に残した足跡に、(冬になった)いまでは霜が降りている」というサビのフレーズが鮮やかに表わしています。

タイコウチ


「浜辺の足跡」

調子に乗ってすっかり散財してしまった
手元に残ったのはほんのわずかのお金
ずいぶんパーティーを開いたし、暇もありすぎた
すっかり怠け癖がついて、支払いも滞っている

もう夏も終わり、そろそろつけが回ってくる季節
浜辺に残した足跡に、いまでは霜が降りている
もう夏も終わり、そろそろつけが回ってくる季節
浜辺に残した足跡に、いまでは霜が降りている

僕たちは互いの心奥深くに傷跡を残した
パーティーはもう終わり、家に帰る時間
大聖堂は空っぽで、家には誰もいない
冬が近づき、楽園の到来は先延ばし

もう夏も終わり、そろそろつけが回ってくる季節
浜辺に残した足跡に、いまでは霜が降りている
雨は降りやまず、みんなは途方にくれている
浜辺に残した足跡に、いまでは霜が降りている

いろんな人に電話をかけて、何マイルも歩きとおした
「フリントストーン」を見て、ダイアルを回し
ビートを感じる新しいラジオ局を探した
そんな毎日も終わり、冬が始まろうとしている

もう夏も終わり、そろそろつけが回ってくる季節
浜辺に残した足跡に、いまでは霜が降りている
傘をさした人たちが霧の中に消えていく
浜辺に残した足跡に、いまでは霜が降りている

(訳:タイコウチ)
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by songbysong | 2008-12-31 14:12 | BABYLON AND ON
CIGARETTE OF A SINGLE MAN
スクィーズのアルバムとしては珍しくアメリカ仕様(?)となっている「BABYLON AND ON」(1987年)のなかでは、どちらかというと地味な曲かもしれませんが、「CIGARETTE OF A SINGLE MAN」は、ユーモアのある歌詞に、親しみやすいメロディがついた佳曲と言えるのではないでしょうか。煙草を小道具にして、独り身の男のかもしだす哀愁が軽やかに描かれています。

一人でバーのカウンターに腰かけて、旅行の計画を練ってはみるものの、連れがいなければ遠出する気にもならない、なんて描写がうまいなあと思います。

タイコウチ


「独身男の吸う煙草」

独身男の吸う煙草が
ベッドわきの灰皿でくすぶっている
もう1本缶ビールの口をあけ
自分の頭の高さにかかげる
読みさしの本は床の上
前にも何度か読んだ本だ

家に帰ったからって、いったい何をするというのか?

独身男の吸う煙草が
バーの灰皿にたまっている
カウンターに腰かけて、あれこれ旅行の計画を吟味するが
一人ではそう遠くまで行く気にならない
やはり愛する女性が必要だ
助けてくれるような人がいるならば、の話だが

独身男の吸った煙草が
わきの排水溝に落ちている
いまや彼も迷える一匹の子羊
群れから離れすぎてもう戻れない
でも彼としては意外とお気楽
歯を食いしばりみんなが耐えている面倒がないのだから

やがて眠りにつく彼の口には
独身男の吸う煙草がはさまれている

(訳:タイコウチ)
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by songbysong | 2008-12-30 12:34 | BABYLON AND ON
THE WAITING GAME
タイトルの「ウェイティング・ゲーム」は、「待機戦術」、あるいは「根くらべ」というような意味ですが、この歌は、パーティーに来るはずの恋人がなかなか姿を見せないのを、不安になりながら待ち続ける男の様子を描いています。オチは、雨のせいで渋滞に巻き込まれて遅れていたというだけなのですが、ちょっとした映画の1シーンのように情景が浮かびます。携帯電話が普及した今では、相手の状況がまったくわからないままデートで待ち続けるというこういう感覚は、とくに若い人には伝わりにくいかもしれませんね。アルバム「BABYLON AND ON」の収録曲です。

タイコウチ


「待機戦術(ウェイティング・ゲーム)」

ダンスで足を踏みならす音が
板張りの二階の床から聞こえてくる
僕は楽しく笑う気分にはなれなくて
黙って椅子に腰かけている
まだ来てない人がいるんだ
外は雨が降っている
彼女はどこへ行ったのだろう、僕はどうすればいいんだろう
僕は待機戦術で待ち続けた

煙草のけむりは苦手だ
ひと風呂あびたい気分
アルコールを飲んでも僕の表情は晴れない
笑わせてくれるものは何もない
気がかりで頭がどうにかなりそうだ
そんな状況だった
彼女が遅れる理由は何だろう、どこにでかけたのだろう
僕は待機戦術で待ち続けた

誰かを好きになったとき
その人が現れないと心配になる
誰かを好きになったとき
待機戦術をとれば
時間がかかるのは当然のこと

二階の床から聞こえてくる
音楽のヴォリュームがどんどん大きくなる
ピーナッツをひとつかみもてあそんでいると
そこに彼女が立っていた
僕の気分は風呂上がりのようにときめく
雨のせいで渋滞に巻き込まれていたのだ
ハンガーにかけたコートから水滴がしたたり落ちる
待機戦術をとりながら
彼女の気持ちがわからなかった
待機戦術をとりながら
永遠に待ち続けなければいけないかと思った
待機戦術をとりながら

(訳:タイコウチ)
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by songbysong | 2008-11-30 11:45 | BABYLON AND ON
HOURGLASS



グレンのライヴでも定番のこの曲、いったい何を歌っているのでしょうね(笑)。クリスのインタヴューによると、この曲は、グレンの提案で、ふたりが事実上初めていっしょに作った(つまり同じ部屋でお互いにあれこれ言い合いながら書いた)曲だそうですが、歌詞としては大して語るべき内容のあるものではないそうです。あえて言えば、危機一髪であせっている状況の悪夢を断片的に再現しているという感じでしょうか。

タイコウチ


「砂時計」

大きなドアを思いきり叩いているみたい
誰もぼくのノックに応えてはくれない
もう床にばったり倒れそう
誰もぼくのからだを捕まえてくれない
砂時計にはもう砂の粒は残っていない
ぼくの腕時計は止まって、針も動いていない
乗組員はみんなもう船から避難している
明かりはついていても、中には誰もいない

そいつを橋のところまで連れて行け
水中に投げ捨てるんだ
泳げるかどうか見てやろう
岸までもどってこれるかどうか
家には誰もいない
みんな外に出ている
明かりは全部つけっぱなしで
ブラインドがおりている

受話器に向かって叫んでいるみたい
誰もベルの音を聞いてくれない
険しい丘を駆け上っているみたい
誰もぼくが走っているのを止められない
砂時計にはもう砂の粒は残っていない
ぼくの腕時計は止まって、針も動いていない
時間の針はこぶしを振りかざし
盤面ははずれて、バネにぶらさがっている

砂時計にはもう砂粒が残っていない
細かな赤い砂粒
ぼくの腕時計は止まって、針も動いていない
小さな緑の蛍光色の針

(訳:タイコウチ)
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by songbysong | 2008-11-29 13:44 | BABYLON AND ON
HOURGLASS

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by songbysong | 2008-11-29 13:07 | BABYLON AND ON
THE PRISONER
夫に虐げられる妻が、そこから脱出する、もしくは反撃するという内容は、クリスが好んで取り上げ、多くの曲で変奏されてきたテーマです。

アルバム「BABYLON AND ON」(1987年)では、「TOUGH LOVE」のすぐあとにこの曲が続きますが、最初は「EAST SIDE STORY」(1981年)の「WOMAN'S WORLD」、そして「COSI FAN TUTTI FRUTTI」(1985年)の「KING GEORGE STREET」、次に「BABYLON AND ON」(1987年)の「TOUGH LOVE」と、この「THE PRISONER」ときて、さらに「SOME FANTASTIC PLACE」(1993年)の「JOLLY COMES HOME」、「RIDICULOUS」(1995年)の「THE GREAT ESCAPE」と、本当にクリスのお気に入りのモチーフなのですね。

タイコウチ


「プリズナー」

男は彼女を連れ去り
司令官のようにふるまう
ゲームのルールはいつもおなじみ
彼女にトースターややかんを与えて遊ばせてやる
自分は日がなのんびりするために
囚人から遠く離れたところで

彼女は星占いを見て、男は大衆新聞(The Sun)を読む
彼のIQが21に満たないのもむべなるかな

自分がどれほど幸せそうに見えるかを
彼女にわからせようとしているこの男
自分が彼女というケーキとって
よけいな添え物だとは思いもよらない
もしも誰かがかわりに料理をしてくれるなら
彼女はどんなにうれしいことだろう
結婚生活をこんがりと焼き上げる方法を
男は彼女にわからせようとしている

ケーキのようにこんがり焼けてはいるが、仕上げに使うやすりがない
人生を生き甲斐のあるものにすために不可欠な道具がない

彼女は服役中の孤独な囚人なんかじゃない
生涯をかけてこの男を愛し、大切にしなければいけないのか
手に入れて、捕まえて、家に閉じこめて
男には彼女の気持ちなどこれっぽっちもわからない
死がふたりを別つまで愛することの意味なんて

男はあちこち探すが
彼女はどこにも見つからない
そしてふと気がつくと
自分の夕食が焦げついているようだ
あたりには焼け焦げた匂いが漂い
街には逃げだした囚人がいる
椅子に腰かけた男は
気がかりな表情を浮かべるが
夕食を食べ損ねるかもしれないと気がかりなだけ
監獄を脱走した彼女は、必死で走り出す

(訳:タイコウチ)
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by songbysong | 2008-11-29 12:25 | BABYLON AND ON
853-5937
おそらくスクイーズの曲の中で、もっともつまらなく、しかしアメリカで大ヒットしたのがこの曲。「BABYLON AND ON」からアメリカでの2枚目のシングル。イギリスでの4枚目のシングル。スクイーズのアメリカでの2番目に大きなヒット曲でチャートの32位まで行った。同じアルバムからは「HOUR GLASS」や「TRUST ME TO OPEN MY MOUTH」のヒットもあって、この2曲のビデオは可愛いのに、この曲についてはビデオもなんかいまいち。タイトルとサビはグレンの昔の電話番号/留守電のメッセージから来ているのだそう。これがヒットしたのをみたグレンは「まったくヒット曲なんて本当に意味がない」と思ったのだそう。

ちなみに私の大学時代のヒーローは、ヴァン・ヘイレンだった。しかも時代はちょうど「1984」の時期。「Jump」の歌詞は、今思えば最悪だとしか思えないが、昔はそういうのを聞いていたんですよ、私も。ハイ。歌詞がバカな曲ってのは、やっぱりどうもしまらない。「R35」とかいうコンピを出してTVコマーシャルを打っているレコード会社があるが(たぶんこの曲が入っているんだからワーナーだと思うけど)、35にもなってこんな曲を聞いているんじゃ、どうしようもないよ。(でも余談ながらエディは、今でも大好きなギタリストである)

昨年だったかなぁ、業界の大先輩が定年で引退されたのだけど、その案内のハガキに「30ン年間、このレコード会社で大きなヒットもなく、受賞もなく・・・」と書かれていたのが印象的だった。私もきっとそんな感じで引退していくのだろう。思えば、自分の音楽キャリアをキングレコード時代から眺めてみても、ヒットらしいヒットがない。キングレコード洋楽部のヒット・・・キャスリーン・バトルのCMタイアップや、「チャ・チャ・チャ」のカバーがあったのは、私が入社する前年の話なので、いわゆるヒットというのを体験したことがない。

人に聞いた話によればヒットが出ると大変なのだそうである。「私がこのヒットを作った」という人がたくさんあらわれるのだそーだ。グレンもクリスも、素直に「俺の歌詞がいいからだ」とか「俺の曲がいいからだ」って思えちゃえればいいのにね。

野崎洋子

英文の歌詞はこちら
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by songbysong | 2006-09-18 13:27 | BABYLON AND ON
FOOTPRINTS
雪の中のプロモビデオが印象的な「FOOTPRINTS」。クリスのまたもや落ち込みまくりの歌詞。当時クリスとグレンの仲は最悪だったそうで、このプロモビデオが撮影された日は、記録的な大げんかがあった日とのこと。それから1ケ月二人は口をきかなかったのだそうだ。

クリスは人生最悪の時期で離婚のプロセスにあり精神的なフラストレーションから大金を使いまくったのだそう。たとえばロンドンで最も高いホテルであるTower of Londonに1ケ月滞在して1ケ月間ビルをチェックしなかったとか。先日もUncutだったかのインタビューで、高い車を買ってきて奥さんに「子供の学校の費用も払えないのに!」と泣き叫ばれたというエピソードをクリスは告白していた。いわゆる買い物依存症みたいな感じだろうか。

ポップスターのそういう常軌をはずした行動は、凡人の私には理解できない。ワールド系でも頭のおかしい奴はたくさんいるけど、やっぱりポップ界の連中はかなり頭がおかしい・・・と時々偏見の目で見てしまう。

そういやブーも、ポールもやっぱり、ものすごくヘンである。ロビンもすごくヘンだ。でもブーやポールやロビンは、それでも私は彼等のことを・・正しいかどうかは分からないけど自分なりに理解できていると思っているし、本当に彼等とは非常にまれな仕事上の信頼関係を持てていると思う。これからもしかしたら一緒に仕事をしなくなる時期がくるのかもしれないけれど、今、こうして彼等とうまくやれていることは、私にとって一生の宝物になるだろう。私は彼等と仕事をしていて幸せだし、彼等も同じように思っていてくれるといいなといつも思っている。

そんな風に他のアーティストとは、普通に話ができるんだけど、時々グレンは、グレンをとても遠くに感じることがある。特にグレンが過去のものすごい話を聞かせてくれそうになるたびに、おもわず逃げてしまう私がいる。万が一聞いたとしても自分の中でうまく消化できず、これはいったいなんなんだろうと自分自身に重くのしかかってきてしまう。本当はきちんとそういう話を聞いてあげて気の聞いた答えを返してあげられるようにならないと、こういう仕事をしている人間としては役不足なんだろうけど。

つくづくドライに仕事をできない自分がイヤになる。他のプロモーターさんはどうやって仕事してるんだろうか。まぁ、みんな悩んでいるんだろうな、口に出さないだけで。

でも、まぁ「ONE FOR THE ROAD」を撮ったエイミーですらも「ものすごく変わっている」とグレンとクリスを評して言ってたもんなぁ。そういうエイミーもかなりエキセントリックだけどさ(笑)。ブーも、あれだけ変わったブーですら、同じようなこと言ってた。だからやっぱり凡人には理解しがたい二人なのかもしれない。

ちょっと今日は重いネタでした。ま、がんばってプロモーションしまーす。「FOOTPRINTS」に戻りますが、この曲、きっとライヴでもやってくれるよね。次回は明るいネタで行きます。

野崎洋子

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by songbysong | 2006-09-18 02:19 | BABYLON AND ON
TOUGH LOVE
うーん、やっぱり自分の中で大事な曲となると歌詞に重きがいってしまう。しかもまた後期。たまには初期の曲も取り上げないとなーっ。

「BABYLON AND ON」は好きなアルバムだ。スクイーズのアルバムでもっとも売れた作品。で、制作するのにもっともお金がかかった作品でもある。ロンドンのエアー・スタジオから、ニューヨークのヒット・ファクトリーまで、当時の最高のスタジオを使って長期間にわたって制作。

ヘんなタイトルを決めたのはクリス。「Babble on and on」から来ているのだそう。アルバムのコ・プロデューサー・クレジットにグレンの名前を載せるにあたり、バンド内でひと悶着。グレンもクリスもそれぞれの言い分を「SONG BY SONG」の中に残している。

グレンにしてみれば、レコーディングの最初から最後までずっとスタジオにいる自分と、自分が用がある時だけしか顔をださない他のメンバーが同列というのじゃ、はっきり言ってたまらない。でもクリスの「スタジオに来て最初の日にいきなり“オレがコ・プロデューサーだ”と言われてもこまるんだよ」というのも言い分も十分に理解できる。グレンって、そのヘン、誤解される物言いをするんだよなぁ。バンドのリーダーってほんと孤独だよな、と思う。自分ばっかり一人で頑張って、一人で損をしているような気分になる。

何をやるにしてもバンド内でメンバーの温度差があるのは、これはもう仕方がない。たとえばヴェーセンの3人を観光につれていっても、何にでも感動するミッケと違い、ローゲルはお勉強系の観光よりショッピングの方が圧倒的に好きだし、日本ツアーに対してだって、本当に心から来たいメンバーと、仕方なしにつきあうメンバーといたりするのは、これはもうしょうがない事なのだ。

でもスクイーズの後期のステージの映像をみていると、あきらかにジュールズはやる気がないし、一時はステージで居眠りをしたこともあったそうだから、それを引っ張るグレンの気持ちは痛いほど分かる。

で、その中から、グレンが今でもライヴで良く歌う歌「TOUGH LOVE」きっつーーーみたいなDV(ドメスティック・ヴァイオレンス)がテーマ。「もう薬も酒もやらないよ」と言いつつ、またもやパートナーをなぐってしまう男。何時間も話し合ったのに答えは見つからず空しいばかり。

歌うグレンの声も力強く、3拍子の物語に説得力を持たせる。She knows that tough love is needed...というところに、歌詞もメロディも、楽曲としての力強さが感じられる。傑作だ。

野崎洋子

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by songbysong | 2006-09-10 03:59 | BABYLON AND ON